◎「人道」に酔ったドイツ人、EUを大混乱に陥れる!
◎1年に89万人の難民が押し寄せ、ドイツ国民の不安は頂点に
◎犯罪組織による不法入国斡旋ビジネスの登場
◎警察も入りたがらないno go areaの出現
◎一度来た難民は帰らず、やがて移民となる
◎日本の労働力不足で移民受け入れは待ったなし
◎調和した受け入れができる国があるとすれば日本ではないか
──帯文より
日本は、今こそが正念場だ。
グローバリズムの荒波をどうにか乗り越えていくには、皆が状況の深刻さを理解しなければならない。
難民・移民は、今後、重要なキーワードになり、日本にメリットとデメリットをもたらすだろう。
デメリットのほうが勝ってしまわないよう、皆で意見を出し合わなければならない。
本書がそのためのフォーラムの形成に役立つことができればと、私は淡い期待を抱いている。
──本文より
もくじ
第一章 難民と移民がEUを壊す
ヨーロッパの隣人が唖然としたドイツの熱狂
メルケルのスタンドプレー<br>
不法入国を斡旋する〝ビッグビジネス〟の登場<br>
破綻前夜 他
第二章 EUが大混乱に陥った二〇一五年秋
海岸に打ち上げられた三歳児の遺体
ハンガリー、鉄条網の壁を築く
次々と国境を閉じたEU諸国
おびえる市民たち 他
第三章 難民は誰がつくったか
世界に約七〇〇〇万人
学生の目に映った難民キャンプの実態
使い物にならない難民はいらない!?
「アフリカとのコンパクト」 他
第四章 大きく変わったドイツの風景
労働者としてドイツに住み着いた外国人たち
警察も入りたがらない無法地帯
難民が移民となる
移民コンパクトはEUの姿を大きく変えていく 他
第五章 難民移民が犯罪者になる
世界中から脅迫文が届いたある学者の発言
難民移民として入ってきたマフィア
犯罪者にも潤沢な福祉費を支給したドイツ
国籍が変わってもアイデンティティーは変わらない 他
第六章 難民と移民がドイツを分断する
ナチとは異なる反ユダヤ主義の台頭
「難民は善、極右は悪」というメディアの図式
存在してはならない党とされたAfD
難民政策の是正を求める市民にナチの烙印 他
第七章 EUが夢から悪夢に変わるとき
欧州議会選挙におけるEU懐疑派の急伸
イギリス国民がEU離脱を決心した理由
EUに楯突く政権が発足したイタリア
EUで引き起こされた地殻変動 他
第八章 日本が移民大国になる日
移民受け入れのスタートを切った日本
移民を受け入れないという選択肢はあるのか
西洋にはできなくても日本はできる
外国人に何を求めるか、はっきりと示せ 他