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保育の崩壊が止まらない!
「エンゼルプラン」「子育て安心プラン」など美しい言葉の裏で、
保護者から親として育つ機会を奪い、母親をパワーゲームへと引き込み、保育がビジネス化されていく。
盲目的に進みつつある保育のあり方を、アメリカの家庭崩壊・教育崩壊を見てきた著者による警鐘と対策。
本書は、
「子どもを犠牲にして進められる保育政策」(第1章)、
「ビジネス化する保育」(第2章)、
「母子分離の悲劇」(第3章)、
「ひずみ──悲しき虐待」(第4章)
といった保育政策が引き起こす負の現実のほか、
著者が埼玉県教育委員長として推進した
「一日保育者体験」(幼児の両親が保育園幼稚園で一日をすごす体験)による奇跡的な成果「幼児の力による親心の回復」(第5章)や、
「親を支える保育現場の努力と祈り」(第6章)
といった解決策や希望も収録しています。
保育に携わる現場の方々、政府関係者、小さいお子さんをもつ保護者、祖父母世代、すべての人々に読んでいただきたい本です。
著者 松居 和(まつい・かず)
音楽家・作家・元埼玉県教育委員長。
1954年東京生まれ。慶應義塾大学哲学科からカリフォルニア大学(UCLA)民族芸術科に編入、卒業。尺八奏者としてジョージ・ルーカス制作の「ウィロー」、スピルバーグ監督の「太陽の帝国」、ブラッド・ピット主演「レジエンドオブフォール」をはじめ多数のアメリカ映画に参加。
1988年アメリカにおける学校教育の危機、家庭崩壊の現状を報告したビデオ「今、アメリカで」を制作。
1990年より98年東洋英和女学院短期大学保育科講師。
衆議院・税と社会保障一体化特別委員会公述人、衆議院内閣府委員会「保育の無償化」参考人を務める。
衆議院調査局発行「RESEARCH BUREAU 論究 第16号 2019.12」に提言論文「子供を優先する、子育て支援」執筆(衆議院HPで閲覧可)。
「先進国社会における家庭崩壊」「保育者の役割」に関する講演を保育・教育関係者、父母対象に行い、欧米の後を追う日本の状況に警鐘を鳴らしている。
著書に『家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊』『21 世紀の子育て』『なぜわたしたちは 0 歳児を授かるのか』などがある。